昭和36年(1961年)以来64年ぶりの前立本尊御開帳

令和7(2025)年、北向観音と常楽寺は、開創1200年を迎えます。
平安時代初期の天長2(825)年、常楽寺の裏山に火口が出現しました。
比叡山延暦寺の慈覚大師円仁が朝廷の命によって修法すると、火口から紫雲がたなびき、火焔とともに金色の千手観音菩薩が飛翔し、北向山の桂の木の梢に留まります。
慈覚大師は、千手観音菩薩の出現霊地に常楽寺を、北向山の桂の地に北向観音堂を開創。
以来、常楽寺と北向観音は、天台教学の拠点として、また、現世救済の祈願寺として繁栄してきました。